「正常眼圧白内障手術」とは、術中の眼内圧の上昇並びに変動幅を抑え、正常眼圧に近い状態で手術を行う手法です。
通常の白内障手術では、正常眼圧の数倍もの圧が眼球のあらゆる部位にかかることになり、眼内圧の急激な上昇は、様々な合併症が起こるリスクがあります。さらに緑内障の患者様は、術中の高眼圧により視神経が圧迫され、症状が悪化する可能性もあります。
このようなリスクを避けるため当院では、患者様の眼になるべく負担をかけないよう、術中の眼内圧を20~30 mmHgに設定する「正常眼圧白内障手術」を実践しています。
※眼の状態によっては「正常眼圧白内障手術」を行えない場合があります。